現在2020年7月2日15時00分である。
私「麻友さん。7月1日になってから、麻友さんがナレーションを務めた『ピカチュウ、これなんのカギ?』というのを、WOWOWで、流すなんて」
麻友「ごめん。放送局も、大変なのよ」
私「7月5日に『トライベッカ#1』をやるという未確認情報もある」
麻友「お願い、許して」
私「今日は、いいことがあったから、許してあげる」
麻友「あら、何があったの?」
私「ペンケース、来たんだよ。ほらっ」
麻友「なんかちょっと、赤みがかっているけど」
私「そうだよね。元の写真は、麻友さんのドレスが、純白のはずだものね。中身は、こう入る」
麻友「難しいことを言っていた、長さ19cmの幅4.5cmの定規は?」
私「ほら、入ってる」
麻友「ああ、良かった。太郎さんに届いたなんて」
私「そっか、麻友さんが特別にお願いして、作ってもらったのか」
麻友「そうじゃなきゃ、芸能界引退後に、『渡辺麻友のペンケース』なんて誰も見向きもしないわ」
私「ファンの人達も、自分の心を整理するのに、苦労しているみたいだね」
麻友「アイドルって、罪作りな仕事ね」
私「ホステスとかに比べれば、騙した量は少ないんじゃない?」
麻友「私を、ホステスと比べるの?」
私「女の人には、違いない」
麻友「もう。魔法で、ペンケース消しちゃうわよ」
私「その、魔法、知りたいな」
麻友「物理学で、解明できるわよ」
私「じゃあ、まず数学の基礎的なことで、合意できることを、増やそう。
安井邦夫『現代論理学』(世界思想社)
の、8ページの5行目から」
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ところで,われわれは上にとりあえず5つの結合子を採用したが,真理関数という観点から見れば,これらの結合子は互いに還元可能である.つまり次のような等式が成立する.〔この場合,等号 は,左辺と右辺の論理式が( に任意の真理値を与えた場合に)常に同一の値をとることを表している.〕
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
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麻友「あの子達も、呼びましょう。若菜、結弦、出てきて」
結弦「おっ、久しぶりに『現代論理学』。お父さんも、論理に拘るなあ」
若菜「お父さんは、大学時代に、『数学において、正しいとは、どういうことか』ということが分からなくなって、それを克服するのに、論理学の力を借りたから、重要でしょうけど、私達は、論理学なんて、必要性を、感じてないんですけどねえ」
私「実は、私も、論理学の研究は、とっくに終わらせているはずだった。私は、レヴェルの高い物理学を、学びたかったのだからね。でも、論理学を学んでみると、面白いことも、いくつかあるんだよ。ちょっと前に話した、『直観主義的集合論』の『はじめに』を6月12日から6月30日まで、読んでみて、私の持っている古典的論理学に基づく集合論と、直観主義的集合論との違いも、分かった。その違いが分かるためには、『現代論理学』や『数学基礎概説』で、古典的論理学を学んでなければならなかった」
麻友「いや、論理学を、やりたくないと、言ってるわけでは、ないの。ただね、ブルバキは、最初に『圏と関手』からやれば良かったと思っていたようだ、という話を聞いたり、『圏と関手』を使って、直観主義的集合論を作ろうとしていたようだ、とか、圏って、すっごい面白そうで、しかも、
こんな面白そうな本も出てる。私も、こっちの本の方を、読んでみたいのよ」
若菜「そんなことを、言ったら、どんなことになるか・・・」
私「あっ、圏論を、もっと知りたかったの。ただ、言っとくけど、圏論っていうのは、ホモロジー代数と呼ばれるもので、私が大学1年入学早々で、川口周君に、
私「どんな本でゼミをやるんですか?」
川口「森田康夫(もりた やすお)の『代数概論』という本にしようと思っているんです。この矢印を、使えるようになりたいなと」
私「ああ、この最後の章の、圏と関手のところですね」
- 作者:森田 康夫
- 発売日: 1987/11/20
- メディア: 単行本
と言って、ゼミを始めたが、半年経ったとき、この矢印に関係する、ホモロジーというものは、とんでもなく難しいもので、到底進めないと分かって、ホモロジーのところは、飛ばさざるを得なかったというほどなんだよ。だから、『圏論の歩き方』という本は、今の状態へのアンチテーゼなんだ」
結弦「説明が丁寧でないの?」
私「圏論というのは、一種の言葉だから、ただそれだけ勉強しても、分からないんだ。何かその言葉で、他の人に伝えたい、数学的事実がないと」
若菜「例えば、どんなものを、伝えるんですか?」
私「そもそも、圏が考えられたのは、代数的位相幾何学などの分野でだった。だから、位相幾何学、つまりトポロジーを勉強すると、伝えたいことができて、圏と関手で、伝えられる。でもまあ、今の時代は、圏も人口に膾炙した。麻友さん達が読みたいというのなら、ちょっとずつ読んでいこうか。これも、『1から始める数学』だから、このブログで、始めようか。『圏論の歩き方』という題の記事は、この本としよう。じゃあ、思い立ったが吉日。今日からやろう。『現代論理学』は、8ページの16行目までやったぞ」
麻友「じゃあ、新しい記事へ、ワープ!」
現在2020年7月2日19時49分である。おしまい。