1から始める数学

数字の1を定義するところから始めて現代数学を築きます。ブログの先頭に戻りたいときは、表題のロゴをクリックして下さい。

0から始める数学(その1)

 現在2020年2月14日19時42分である。(この投稿は、ほぼ2266文字)

麻友「世の中は、バレンタインデーだけど、私は、太郎さんにチョコレートあげられなかった」

結弦「お姉ちゃんも、お父さんに、あげなかったな」

若菜「去年、お返しをもらえなかったからよ」

私「ごめん。ごめん。麻友さんからも、去年もらったっけ?」

麻友「それより、とうとう、『0から始める数学(その1)』? 総攻撃開始かしら?」

私「最初から、(その1)と、始めたのは、いよいよ私が、京都で倒れて、バラバラになってしまった数学を、京都にいたときずっと、あのように築き直したいと思っていた方法で、1998年9月5日に、『現代論理学』で始め、1999年12月3日までかけて読み、12月7日に、安井邦夫さんに、お手紙を書いた。あっ、麻友さん!」

麻友「なに?」

私「いや、昨日の朝7時30分から録画してあった、『グリーン&ブラックス』の#14を、今日になって、今、写しておいて、ブログ書いていたんだよ。そうしたら途中から、麻友さんの声が、聞こえてきた。それで、あっ麻友さん出てた回なんじゃないと、ビックリしたんだよ」

麻友「観てくれたのね、やっと。太郎さんは、本当に正直。ひとつき2、530円も払っているのに、録画した『グリブラ』を、私が出ていない部分は、画面を観ずに、放っておく」

結弦「そのギャップにこそ、お父さんの愛を感じなきゃ」

若菜「お父さんにとって、3日が、2、000円なんですから、2、530円/月は、半端でなく重いはずです。お母さんだけを、観ていたい。私にも、こんな人が、現れるかしら?」

私「今日は、麻友さんの動く姿と声が聞こえて、ハッピー。ところで、さっきの続き、1999年12月10日から、『数学基礎概説』を開始。全文写しで、ゆっくりゆっくり進んで、2002年4月12日から第4章 集合論 に入って、2004年5月16日に『数学基礎概説』を、読み終え、19冊のノート全部のコピーと、誤植を指摘したテキスト全ページのカラーコピーを、大芝猛さんに送った。私の現在の落ち着きがあるのは、1998年9月から2004年5月までの5年半の下積みのお陰。そう簡単には、麻友さんに説明することは、できないだろうと、思っていた」

若菜「思っていた。と、過去形なのですか?」

私「そうなんだ。私は、『数学基礎概説』で、ベルナイス・ゲーデル集合論の、最強の武器、『一般存在定理』の分かりにくい、説明と証明を、学んだ。無敵ではあるが、使いにくい武器だと思っていた。それは、麻友さんに会った後まで、続いていた」

麻友「えっ、じゃあ、『はやぶさ』なんかの頃は、まださまよってたの? 2015年に?」

私「2014年に、入院させ、私の病気を、快方に向かわせ、21歳の女の人に、恋をさせ、当たったコンサートに行かせないように、2015年9月に入院させ、さらに私に数学の研究をさせた。私は、倉田令二朗さんの数学基礎論シリーズ(0巻から6巻)を、読み始め、ついに、クラスと集合を、クラスは一般に大文字のアルファベット、集合は小文字のアルファベットで書いて良い、という書き分けというもの凄いマジックを知った。それで、『一般存在定理』を、麻友さんにでも、説明できるほど、理解し、数学を悟ったと思った」

麻友「覚えてる。2015年10月13日の『麻友&太郎という公認カップル』という投稿で、


『今回入院中に、私は、今まできちんと理解できていなかった数学での問題を解決でき、ある意味、数学で分からないことはなくなった』

『完全に分かってから見ると、数学というものは、どんなに難しい定理も、決して難しくはなかったのだと、納得した』

『説明の仕方が、不親切なだけだったのだと、今にして思う』

『いかに多くの人が、ZF(ツェルメロ/フレンケル)に苦しめられたかと、可哀想になってしまう』

『BG(ベルナイス/ゲーデル)という武器は、強力であり、これを普及させることに、努めようと思う』

『全部分かるようになった、などとオーバーなことを言う気はないが、『数学において正しいとはどういうことか』ということのみ、分かっていたところに、『数学において間違っているとはどういうことか』や、『数学において正しいということも間違っているということも証明できないとはどういうことか』ということが、はっきりと分かったのである』


と、書いてきた。あのとき、もう悟ってたのね。でも、どうして今まで、開花させられなかったの?」

私「それは、私が、どうしても数学を、1から築きたいと、願っていたからだよ。0から築いたら、私の数学では、なくなってしまう」

麻友「それで、1から数学を築き、0を作ってから、改めて、0から始める数学を、築くわけなのね。太郎さんの美学が、それを求めていたわけね」

若菜「お父さん。本当に数学は、恋人なんですね」

結弦「じゃあ、4年半経って、これから、『一般存在定理』とやらに、お目にかかるのか。今まで、そんな言葉、おくびにも出さなかった」

麻友「論理学との関係は?」

私「お互い助け合いながら、進んで行く。楽しみにしてて」

麻友「分かったわ。じゃあ、もう寝たら?」

私「うん。それじゃ、解散」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

麻友「おやすみ」

私「おやすみ」

 現在2020年2月14日21時30分である。おしまい。