現在2021年6月24日18時32分である。(この投稿は、ほぼ5780文字)
麻友「太郎さん。今日の夕食、お張り込みねえ」
私「馬鹿、言っちゃいけない。たかが西友の、680円のうな重くらいで」
若菜「でも、今年最初の、うな重ですよね」
私「火曜日に、ポートに行ったとき、メンバーの人から、『松田さん、痩せたんじゃない?』って、言われたんだ」
若菜「痩せたんですか?」
私「可能性は、あるんだ。今まで、マックで、ビッグマックセットなどを、食べていた。ビッグマックと、ポテトのMと、QooなどのドリンクのMだ」
結弦「セットを止めた?」
私「止めてはいない。ただ、ポテトのMを、サラダにしてもらうように、なったんだ。飲み物も、爽健美茶にするように、なった」
若菜「どうして、マックに行くんですか?」
私「これは、しょうが無いんだよ。勉強道具を持ち込んで、数学や物理学を、自由に勉強できる場所は、限られているんだ」
麻友「男の人が、退職した後、行く場所に困るというのは、太郎さんを見てると、良く分かるわねえ」
私「そういう、麻友さんこそ、去年の5月31日に、芸能界を引退した後、どんな暮らしをしてるんだい? もう1年以上に、なるけど」
麻友「太郎さんに見せるのに、ピッタリのニュースが、あるのよ。これ」
ご当地アイドルと「交際」を主張し謝罪要求、逮
捕の63歳男「結婚報告を受けるとは思わず」
私「確かに、麻友さんが、自分に似たケースの事件と、思っても、当然だね。ただ、やっぱり、こういう風に、捕まる人というのは、あらかじめ、何度も警告を受けているんだよね。共産圏とか、独裁国家だと、いきなり逮捕監禁なんてことに、なるけど、民主主義国家で、資本主義の国で、いきなり逮捕、なんていうことは、普通ないんだ。私は、麻友さんの側から、こういうことは、止めて下さい、というようなことは、1度も言われてない。かすかに1度、こういうことは、しないで下さいと言われたのは、W3M∞の壁紙を、2枚、ブログに貼っちゃったときだよね」
麻友「太郎さんは、私が、太郎さんを、どう思っていると、思っているの?」
私「これね、語るに落ちる、じゃないけど、どう書いても意味がないんだ。麻友さんは、私が思っているより遥かに感情的にならない人で、私のことを、利用できる限り利用しようと、思っている。自分の一番好きな男の人は、井上芳雄さんで、『太郎さんなんて、好きになるわけないじゃない』と思いつつ、私が、麻友さんに説明するんだ、と言って、相対性理論、論理学、恋愛、結婚、円周率、量子力学、分子生物学、新型コロナウイルス、原子力発電所、ブルバキ、ランダウ、幾何学、などなど、自分に献じられたものだと思わなければ、結構面白いことを、書いてくるのを、アイディア製造器として、壊れるか、悪いことするように、なるまで、動かしておこうと思っている」
麻友「そう、確かに、太郎さんって、面白いのよ。現在の若者のように、スマホや、プログラミングで、頑張ることは、できないんだけど、私より23歳も年上で、私と、笑いのツボもずれてて、それがまた、楽しい」
若菜「お二人、まだ、会わないのですか?」
私「実は、今日、この記事書いた後、『駆け落ちのシミュレート(その9)』を、書こうと思っているんだ。駆け落ちだよ」
結弦「お父さんもまだ、直接会うのは、恥ずかしいなあ、とか、思ってるの?」
私「麻友さんの顔は、写真でも、『あっ』って気付くぐらい、脳にインプットされてて、声も、多分、分かる。ただ、女の人って、お化粧で、いくらでも化けられて、声も、他の人の声かと思うような声を出せる。麻友さんに、そんなことされたら、私にも分からないかも、知れない。いずれにせよ、もう会って、逃げ出すことは、ないだろう」
麻友「太郎さんの、私への、捧げ物のひとつ、『現代論理学』だったわね。今まで、易しかったけど、ここから一気に難しくなるんじゃない? だから、1年近く、ほっぽってあった」
私「実は、そうだ。始めるよ
安井邦夫『現代論理学』(世界思想社)
の、8ページの5行目から」
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ところで,われわれは上にとりあえず5つの結合子を採用したが,真理関数という観点から見れば,これらの結合子は互いに還元可能である.つまり次のような等式が成立する.〔この場合,等号 は,左辺と右辺の論理式が( に任意の真理値を与えた場合に)常に同一の値をとることを表している.〕
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
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麻友「1年ぶりで、思い出せない。具体的に、説明して」
私「当然だね。まず(1)だけど、左辺と右辺の に (つまり真)を、代入し、 に、 (つまり偽)を、代入してみよう」
若菜「そうすると、左辺の は、 と、 が、同値。つまり、真偽が、同じ。つまり、 と、 が、どっちも、真か、どっちも、偽って、ことですよね」
結弦「『どっちも、偽って、こと』、とか言ってるけど、その場合どうなの?」
若菜「あーだから、どっちも真か、どっちも偽のとき、 は、真だってこと」
結弦「そうでないときは、 は、偽ってことかな?」
私「そうだ。どうだい麻友さん、思い出して来たかい?」
麻友「まだ私は、27歳ですからね。完璧に思い出したわよ」
私「ところで、3人に相談なんだけどね、上の式の右辺で、私は、
と、書いている。これが、元の『現代論理学』の本では、
と、なっているが、この という記号は、論理学の記号で、数学での に当たるものだから、どうせ、私達は、数学で使うのだから、初めから、 で、通そうという約束で、進んで来たのだったよね」
若菜「ドラえもんのブログの『数Ⅲ方式ガロアの理論と現代論理学(その16)』の記事ですね。あんな、時期もありましたね」
麻友「そう言われれば、私達、論理学についても、大分詳しくなったわね」
私「そう。詳しくなった。そこで、時代に逆行するようなんだけどね。この を、 に戻そうかと思うんだけど」
麻友「どうして?」
私「理由は、簡単なんだ。相対論のブログで、『数学基礎概説』を、始めただろう。あれで、私のノートを、スキャンしている。私のノートは、『数学基礎概説』の通りになっているので、第1章から第3章まで、 で、書いてある。手書きのノートだから、直しようがない」
若菜「そんな古いのに、従うのは、お父さんらしくもない。『数学基礎概説』のノートでも、数学に入った第4章から、 になるんでしょ。だったら、『数学基礎概説』のノートの最初の方を、私達が、読み換えればいいだけじゃ、ないですか」
結弦「うん」
麻友「太郎さんの頭でも、老化するか」
私「分かった。じゃあ、皆の若さを、信じよう」
麻友「さっきの(1)は?」
私「バカ正直にやってみせるというのも、ときには、必要だろう。見ててごらん」
(1)
1 1 1 1 1 1
1 0 1 0 0 1
0 1 0 1 1 0
0 0 0 0 0 0
私「と、 と、 に、すべての真偽の場合を、割り当てる。次に、論理記号を、真理関数とみて、計算していく」
(1)
1 1 1 1 1 1 1 1 1
↑同じだから1
1 0 0 1 0 0 0 1 1
↑違うから0
0 0 1 0 1 1 1 0 0
0 1 0 0 1 0 0 1 0
私「一度分かれば、ルーチンワークになる」
(1)
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
1 0 0 1 0 0 0 0 1 1
0 0 1 0 1 1 0 1 0 0
0 1 0 0 1 0 1 0 1 0
私「これで、揃ったんだよ」
(1)
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
1 0 0 1 0 0 0 0 1 1
0 0 1 0 1 1 0 1 0 0
0 1 0 0 1 0 1 0 1 0
私「↑ココ ↑ココ
この2箇所が、どの場合にも、同じになっているでしょう。だから、左辺と右辺の論理式が( に任意の真理値を与えた場合に)常に同一の値をとるわけで、こういう場合、等号で結ぶことにした、というわけなんだ。少なくとも、(1)に関しては、 に任意の真理値を与えた場合に、常に同一の値を取っているでしょ」
若菜「うーん。なんか、変ですね。なぜ、それを、 と、書いては、いけないのでしょう」
麻友「私も、そう思った。真偽が一致するのが、 の同値でしょう」
私「そのことでは、私も、随分頭を悩ませた。だが、数学が分からないときに、取るべき手段というものが、いくつかあるのだが、そのいずれもが、手を動かすことなんだ。まず、
(1)そこで使われている記号の定義を、確認する。なるべくなら、定義を、書き写す。
(2)何かを代入できる変数があるのなら、それに、具体的な数か、何かを、いくつか、代入してみる。その場合も、なるべくなら、頭で考えているだけでなく、手で書いてみる。
(3)分からない式自体を、ノートに、書き写してみる。
(4)分からないのが、式や数でなく、何か名前の付いている概念の場合、その分からないものが、何かに対して、働きかけて、それが、別なものを、生み出している場合、それは、広い意味で、関数とか、写像と、呼ばれるものだから、どういうものから、どういうものを、生み出しているかを具体的に探って、関数とか、写像として捉える。
(5)ここまで、やっても、駄目な場合。私には、実際そういうものが、ありました。ホモロジー代数とか、圏論と言われるものでした。大学1年生(1991年)から、ずっと分からなくって、2020年になって、『圏論の歩き方』という本を見ていて、今までの知識が結びつき合って、分かったのです。
(5)までやらなくてもいいですから、(1)~(4)まで、試して見て下さい」
麻友「でも、今日はもう、22時46分だから、寝たら」
私「『駆け落ちのシミュレート(その9)』は、書けなかった。済まない」
若菜「よく、お母さんに好かれていると、信じられますね」
結弦「お父さん、鈍いんだよ」
私「それじゃ、解散」
現在2021年6月24日22時51分である。おしまい。